海外送金の手数料の仕組み
金融機関を通じて海外送金を行う際、金融機関に手数料を支払わなければなりません。
手数料には主に、送金を行う国内の銀行支払うものと中継銀行または受取銀行に支払うものの2種類に分類されます。
すなわち送金を行う際にも、お金を受け取る際にも手数料を支払わなければなりません。
海外送金にかかる手数料には
- 送金手数料
- 入金手数料
- 受取銀行手数料
- リフティングチャージ
- 中継(コルレス)銀行による中継手数料
- 組戻手数料
などがあります。
送金側にかかる手数料としては
- 送金手数料
- コルレス手数料
- リフティングチャージ
が
受取側にかかる手数料として
- 受取銀行手数料
がかかります。
送金手数料はお金の振込みなどにかかる両替などの事務手数料です。その金額は銀行などの金融機関や企業によって独自に決められています。そのため送金手数料が安価なところもあれば、比較的高く設定されているところもあります。
一般的に銀行などでは手数料が高く設定されていますが、自分の口座を持っている場合は引き出したりする必要がないためスムーズに送金手続きを行うなどのメリットが有ります。
コルレス手数料は海外の銀行に送金する際、直接送金するのではなく第3銀行を中継して行われる場合に発生する手数料です。
このコルレス手数料は実際に中継銀行が使用されるか・されないかによって発生する・しないも異なり、またその手数料も異なります。そのためホームページや窓口などで中継銀行を経由するかどうかを確認しておく必要があります。
その際具体的にどの国のどの銀行に送金するのかを伝えなければなりません。
リフティングチャージは送金通貨と預金通貨が同じ場合に発生する手数料です。
日本円をそのまま日本円で受け取れるようにする場合などに発生します。一方受取側には受取銀行手数料が発生します。これは送金金額から差し引かれたり、または受取人が負担する海外の銀行で発生する手数料です。
なおTTSレートが適用されるため送金手数料だけを比較して損得を決定することは出来ません。なぜなら送金額が多くなると、スプレッドにより負担料が増えるためです。

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