海外送金の送金手数料
海外送金の送金手数料は銀行ごと・企業ごとにそれぞれ独自に設定されています。
またリフティングチャージも各金融機関・企業によってばらつきがあります。
そのため各金融機関・資金移動業者のホームページやサービス概要を参照し、確認する必要があります。
送金手数料は送金元となる日本国内の銀行に支払わなければならない手数料となります。
海外送金サービスを行っている金融機関・企業ごとで比較してみると、
- ①Goレミットは2,000円
- ②ゆうちょ銀行は2,500円
- ③三菱東京UFJ銀行は窓口で行う場合3,500円、ダイレクト・テレビ窓口を利用する場合は3,000円、
- ④新生銀行・三井住友銀行・シティバンクは4,000円
- ⑤みずほ銀行は本支店向けでは5,000円、他行向けでは5,500円
- ⑥りそな銀行は電信送金では6,000円、送金小切手では10,000円
- ⑦ウェスタンユニオンは送金金額に応じて990~6,500円、となっています。
送金手数料で重要なのは、この事務手数料にあたる送金手数料だけではなく、為替レートに上乗せされる為替手数料に注意しなければなりません。
為替手数料はゆうちょ銀行やシティバンク、三菱東京UFJ銀行など大手の金融機関で1米ドルあたり1円かかります。すなわち約1%が為替手数料として送金手数料に上乗せされ、仮に100万円送金する場合にはゆうちょ銀行で12,500円(送金手数料+為替手数料)、みずほ銀行で15,500円、三菱東京UFJ銀行で13,500円、シティバンクで14,000円発生することになります。
この為替手数料はTTS(電信売相場)を基準にそれぞれの金融機関が独自で設定していますが、このようにほぼすべての金融機関でほぼ同一の設定がなされています。
海外送金を行う場合には、送金手数料だけではなく、為替手数料も比較して、利用する金融機関を選択しなければなりません。すなわち送金手数料だけを比較して利用する金融機関を決めてはならず、また送金にかかる日数や時間、事前準備の必要性などを参考に、どの方法で海外送金を行うべきかをよく検討しなければなりません。
さらに仲介手数料やリフティングチャージが発生するため、単純な比較だけでは選択できません。

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