海外送金のBICとは
BIC(Bank Identifier Code)とはSWIFTコード、SWIFTアドレスともよばれるSWIFT(国際銀行間金融通信委員会)によって提供され、国際標準化機構によって承認された、金融機関を識別・特定するために用いられるコードです。
原則的にSWIFTコードと同一のものと認識して構いません。そのため仮に送金依頼書や国際送金請求書件告知書の項目にSWIFT CODEと表記されており、自分がBICコードしかわからないといった場合でも、そのBICコードを記入すればよいのです。逆にBICと表記されており、SWIFTコードしかわからないといった場合でも、BICの記入欄にSWIFTコードを記入すれば大丈夫です。
SWIFTコードと同様に8桁または11桁の英数字で構成されています。
BICを確認するためにはSWIFTのウェブサイト上のBIC quick searchのInstitution keywordにローマ字または英語で銀行名の一部を検索することで出来ます。
またSWIFTウェブサイト内にあるThe SWIFT community BIC Search Light内で検索することも出来ます。なお日本の銀行のBIC(=SWIFT)については直接銀行に尋ねるか、ネット上ですぐに見つけることが出来ます。
海外送金手続きを行う上でBICコードを使用することで、通常の銀行情報の入力よりもスピーディーに手続きを行うことが出来、受取側の銀行口座への送金処理・着金までの時間短縮を行うことが出来ます。
もしBICを空欄のままにすると、送金までの所要時間が長くなってしまうだけではなく、銀行側の対応によっては送金処理が確実に行われない場合もあります。BICには銀行名や所在地などの情報が含まれているので、必ず送金手続き時にはこのコードを準備するようにしましょう。
窓口の担当者によってはSWIFTとBICが同一のものであるということを理解されていない方もいるため、きちんと説明することが必要となる場合もあります。
アメリカではBICと同様の役割を果たすコードとしてABAナンバー(ABAコード)、ユーロ圏内のヨーロッパ各国ではIBANコードが必要となります。送金手続き時にはBICコードとともに、これらのコードを送金依頼書等に記入・入力することになります。なお支店情報としてBSBが必要となる場合もあります。

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