海外送金にかかる手数料には何がありますか?
海外送金にかかる手数料には送金手数料、受取手数料、中継手数料、為替手数料(外貨両替手数料)、仲介手数料などがあり、最も基本となるのが送金手数料、受取手数料、為替手数料となります。
送金手数料は銀行ごとに独自に設定されています。
そのため送金手数料は利用する金融機関によって異なります。
一般的な銀行であれば3,500~5,500円程度となっており、一方資金決済に関する法律の施行により、ノンバンク系の資金移動事業者ではより安価な送金手数料でサービスを行っているところもあります。
ただしこの場合入金手数料など別途費用がかかる場合がありますので、利用を考えているサービス・事業者ごとの規約等をきちんと確認しておきましょう。
なお送金手数料は送金先の国や通貨によって変更されるとする金融機関もあるため、事前にしっかり確認しておきましょう。
受取手数料は、現地銀行に送金を受け取る際に発生する手数料です。費用負担に関しては送金者または受取人のどちらかを選択することになります。一般的に10~30ドル(2,500円程度)となっています。
また送金経路によっては他の銀行を経由した後、指定銀行口座へ送金されることになります。このとき中継手数料が発生します。
中継手数料は中継機関の数などで変動するので、送金段階で窓口に問い合わせると良いでしょう。送金者側が負担する場合は窓口で手数料を支払うか、口座に振り込んでいる資金から引き落とされることになります。
為替手数料(外貨両替手数料)は日本国内から現地通貨で送金を行う時に発生する、両替のための手数料です。一般的に銀行などで設定されている為替手数料は1ドル=1円とされています。実際に掛かる為替手数料は為替レートおよび送金する額に応じて変動します。
例えば1,000ドル送金する場合は為替手数料は1,000円、10,000ドル送金する場合は1万円かかる、ということになります。
この送金手数料・為替手数料は基本的に送金依頼者側に発生するので、送金手続き時にはあらかじめその金額を含めた額を用意するようにしましょう。送金に関する手数料をすべて送金者側で負担する場合は、送金額に手数料を加算した額で口座に振り込むようにしましょう。

2014/05/29 | 海外送金よくある質問 手数料, 海外送金
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